発熱があると、「何度になったら病院へ行けばいいのだろう」と迷う方も多いのではないでしょうか。
しかし、受診するかどうかは、体温の数字だけで判断するものではありません。37度台でも強い倦怠感や息苦しさがある、水分が十分に取れない、持病があって体調の変化が心配といった場合には、早めに医療機関へ相談することが大切です。
また、38度以上の発熱がある場合や、熱が数日続いている場合、咳・喉の痛み・腹痛・下痢などの症状を伴う場合も、原因を確認するために内科への受診を検討しましょう。
発熱や風邪症状をはじめ、腹痛や下痢などの胃腸症状、生活習慣病のある方の体調不良まで幅広くご相談いただけます。「どの診療科を受診したらよいかわからない」という場合にも、まず相談できる身近な窓口を目指しています。
発熱で受診を考えるタイミングは?
「38度を超えたら受診する」と考えている方もいるかもしれませんが、体温だけで受診の必要性を決めることはできません。
もともとの平熱には個人差があるため、普段の体温が低い方では37度台でも強いつらさを感じることがあります。一方で、38度以上の熱があっても、水分や食事が取れていて全身状態が比較的安定しているケースもあります。
大切なのは、体温とともに「どのような症状があり、どのくらい続いているか」を確認することです。
たとえば、
- 発熱が数日続いている
- 水分や食事が十分に取れない
- 咳や喉の痛みが強い
- 息苦しさがある
- 腹痛・下痢・嘔吐を伴っている
- いつもと比べて強い倦怠感がある
- 持病があり、普段より体調が悪い
といった場合には、医療機関への相談を検討しましょう。
特に、ご高齢の方や糖尿病、心臓病、腎臓病などの持病がある方、免疫機能に影響する治療を受けている方は、発熱によって体調が変化しやすいことがあります。症状が軽いうちでも、心配な場合は早めにご相談ください。
発熱とともに注意したい症状
発熱だけでなく、ほかの症状が強く現れている場合には注意が必要です。
息苦しい、胸が痛む、意識がはっきりしない、非常に強い頭痛がある、首を動かしにくい、嘔吐を繰り返す、水分をほとんど取れない、尿の量が極端に少ない、強い腹痛がある、血便や黒っぽい便が出るなどの症状がみられる場合には、早めに医療機関へ相談しましょう。
急激に症状が悪化している場合や、明らかに普段とは異なる状態の場合には、救急受診が必要になることもあります。
発熱というと風邪やインフルエンザなどを思い浮かべる方が多いですが、原因はさまざまです。肺炎や胃腸炎、尿路感染症のほか、胆のうや腸などの炎症が発熱につながるケースもあります。
そのため、「熱があるから解熱薬を飲んで様子を見る」と自己判断を続けるのではなく、発熱の経過や一緒に現れている症状を医師へ伝え、必要な検査や治療について相談することが大切です。
発熱で内科を受診するときに伝えたいこと
発熱で受診した際には、現在の体温だけでなく、これまでの経過も診療の重要な情報になります。
診察では、発熱が始まった時期や最も高かった体温、解熱薬を使用したかどうか、咳・痰・喉の痛み・鼻水などの症状、腹痛・下痢・嘔吐の有無などを確認します。また、家族や職場など周囲に感染症の方がいるかどうかも参考になります。
受診前に、
- いつから発熱しているか
- 体温がどのように変化したか
- 使用した薬と服用した時間
- 現在治療している病気
- 普段飲んでいる薬
- 薬や食べ物などのアレルギー
- 妊娠の可能性
などを整理しておくと、診察時に状況を伝えやすくなります。
健康診断で血糖値や腎機能などの異常を指摘されている方は、発熱に伴う脱水などによって身体への負担が大きくなる場合があります。健診結果がお手元にある場合は、受診時にお持ちください。


