こんな症状でも皮膚科に行っていい?受診を考えたい皮膚トラブルの目安

「このくらいのかゆみで病院に行っていいのかな?」
「市販薬でもう少し様子を見た方がいい?」

皮膚の症状が出たとき、皮膚科を受診するべきか迷う方は少なくありません。

軽い皮膚トラブルであれば自然に落ち着くこともありますが、自己判断で長期間様子を見たり、症状に合わない薬を使い続けたりすると、かえって悪化してしまうことがあります。

今回は、どのような皮膚症状があるときに皮膚科へ相談した方がよいのか、受診の目安についてご紹介します。

皮膚科を受診した方がよい症状とは?

皮膚科では、かゆみや湿疹だけでなく、ニキビ、水虫、爪・髪のトラブルなど、さまざまな症状を診察します。

次のような症状がある場合には、一度皮膚科への相談を検討しましょう。

かゆみ・赤み・湿疹がなかなか治らない

皮膚のかゆみや赤みは、一時的な刺激によって起こることもあります。

しかし、

・数日たっても改善しない
・少しずつ範囲が広がっている
・何度も同じ場所に湿疹ができる
・かゆくて眠れない

といった場合は、皮膚に炎症が続いている可能性があります。

湿疹や接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎など、さまざまな原因が考えられるため、長引く場合には皮膚科で状態を確認することが大切です。

発疹や水ぶくれ、ジュクジュクした症状がある

突然赤いブツブツが広がったり、水ぶくれができたり、皮膚がただれてジュクジュクしたりする場合も注意が必要です。

湿疹だけでなく、細菌やウイルスなどによる感染症が原因となっていることもあります。

特に、

「どんどん広がっている」
「痛みが強い」
「水ぶくれが増えている」

といった場合には、自己判断で市販薬を塗り続けず、早めに受診しましょう。

じんましんを繰り返している

突然皮膚が赤く盛り上がり、強いかゆみが出るじんましん。

数時間程度で消えることもありますが、何度も繰り返す場合や、広い範囲に症状が出る場合には医療機関へ相談しましょう。

食べ物や薬、感染症などが関係していることもありますが、原因が特定できないケースも少なくありません。

症状や経過に応じて、必要と判断された場合には血液検査などのアレルギー検査を行うことがあります。

なお、じんましんとともに息苦しさ、のどの違和感、顔や唇の強い腫れなどが現れている場合には、緊急性が高いことがあります。 このような症状がある場合は、速やかに医療機関を受診してください。

ニキビがなかなか治らない・繰り返す

ニキビは身近な皮膚トラブルですが、炎症を繰り返すと赤みや色素沈着、ニキビ跡が残ることがあります。

「市販のスキンケアを続けても改善しない」
「赤く腫れたニキビが増えてきた」
「同じ場所に何度もニキビができる」

といった場合は、皮膚科での治療を検討しましょう。

ニキビの状態に応じて塗り薬や飲み薬などを使用し、悪化を防ぎながら治療していきます。

虫刺されの腫れや痛みが強い

蚊などの虫刺されは自然に改善することも多いですが、反応が強く出る方もいます。

患部が大きく腫れている、強い痛みがある、赤みが広がっている、かき壊して膿んできた、といった場合には皮膚科へ相談しましょう。

特にお子さんは、虫刺されをかき壊した部分から細菌感染を起こし、「とびひ」につながることもあります。

爪の色や厚さ、形が変わってきた

爪も皮膚科で診察することができます。

例えば、

・爪が白や黄色に濁っている
・爪が厚くなってきた
・爪がボロボロ崩れる
・爪の形が変わってきた

といった症状では、爪水虫(爪白癬)などが隠れている可能性があります。

爪水虫に似た症状を起こす病気もあるため、見た目だけで判断せず、必要に応じて真菌検査などを行います。

抜け毛や脱毛が気になる

髪や頭皮に関する症状も皮膚科で相談できます。

突然円形に髪が抜けた場合には円形脱毛症などが考えられます。また、頭皮の赤みやかゆみ、フケなどが抜け毛と同時にみられる場合には、頭皮の病気が関係していることもあります。

抜け毛の原因は一つではありません。

急に抜け毛が増えた、部分的に髪が抜けている、頭皮にも異常があるといった場合には、一度ご相談ください。

市販薬を使っても良くならない

市販薬を使っているのに改善しない場合には、薬と症状が合っていない可能性があります。

例えば「湿疹だと思っていた症状が実は水虫だった」など、見た目が似ていても治療方法がまったく異なる病気があります。

市販薬を一定期間使用しても良くならない場合や、使用後に赤み・かゆみが強くなった場合には、自己判断で薬を追加するのではなく、皮膚科で原因を確認しましょう。

発熱や強いだるさを伴う皮膚症状にも注意

皮膚症状だけでなく、

・発熱
・強い倦怠感
・強い痛み
・急速に広がる発疹
・顔や口の中まで症状がある

などを伴っている場合には、早めの診察が必要になることがあります。

皮膚症状が全身の病気の一症状として現れることもあるため、「いつもの湿疹と違う」と感じる場合は、無理に様子を見続けないようにしましょう。

軽い症状でも皮膚科へ行って大丈夫?

「もっとひどくなってから受診した方がいいのでは?」と思われる方もいるかもしれません。

しかし、皮膚症状は早い段階で原因を確認することで、適切な治療につなげやすくなります。

強くかき壊して傷になったり、炎症が長期間続いたりすると、治った後に色素沈着などが残る場合もあります。

症状が軽いうちに相談することは、決して大げさなことではありません。

「何の症状なのかわからない」という段階でも、皮膚科へ相談していただいて大丈夫です。

皮膚科ではどんな診察をする?

皮膚科では、まず症状がいつから始まったのか、どのように変化しているのか、かゆみや痛みがあるかなどについて確認します。

その後、皮膚の赤み、湿疹、できものなどを実際に診察します。

症状によっては、

・真菌検査
・アレルギーに関する血液検査
・ダーモスコピーによる観察

などを行うことがあります。

すべての患者さんに同じ検査をするわけではありません。症状や皮膚の状態を確認したうえで、必要な検査や治療を検討します。

症状に合わせて治療・スキンケアをご案内します

診断後は、症状に応じて塗り薬や飲み薬などによる治療を行います。

また、皮膚疾患では普段のスキンケアも重要です。

保湿剤の使い方、身体や顔の洗い方、症状を悪化させる刺激への対策など、日常生活で気をつけたいポイントについても、皮膚の状態に合わせてご案内します。

「皮膚科に行くほどかな?」と迷ったらご相談ください

皮膚は、身体を外部の刺激から守る大切な役割を担っています。

かゆみや赤み、できものなどは身近な症状だからこそ、「そのうち治るだろう」と放置してしまいがちです。

しかし、

「症状が長引いている」
「少しずつ悪化している」
「何度も繰り返している」
「市販薬を使っても改善しない」

といった場合には、一度皮膚科で状態を確認してみましょう。

菊川皮膚科・消化器内科では、お子さんからご高齢の方まで、湿疹、かゆみ、じんましん、ニキビ、水虫、爪や頭皮のトラブルなど、さまざまな皮膚症状についてご相談いただけます。

「こんな症状でも相談していいのかな?」と迷っている段階でも構いません。

気になる皮膚症状がございましたら、お気軽に当院へご相談ください。

都営新宿線「菊川駅」より徒歩2分
菊川皮膚科・消化器内科

【監修:医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一】