血便は体からのサイン:色の違いでわかる原因と受診の目安

「便に血が混じっている……」そんなとき、ひとりで不安を抱えていませんか?血便は、軽い痔から重大な消化器疾患まで、さまざまな原因で起こります。大切なのは、「血の色」を観察し、早めに専門医へ相談することです。

1. 血の色から推測できる出血部位

便に含まれる血液の色は、どこでトラブルが起きているかを知る重要なヒントになります。

  • 鮮やかな赤色(鮮血便): 肛門や直腸など、出口に近い場所での出血。主な原因は痔ですが、直腸がんの可能性も否定できません。
  • 暗い赤色(暗赤色便): 大腸の奥側からの出血。大腸憩室出血や炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎など)が疑われます。
  • 真っ黒な便(タール便): 胃や十二指腸など、上部消化管からの出血。血液が胃酸で酸化して黒くなります。

2. 見逃してはいけない受診のタイミング

「たかが痔だろう」と自己判断するのは禁物です。特に以下のような場合は、早急に消化器内科を受診してください。

  • 血便が繰り返される、または長期間続いている
  • 便が細くなった、下痢や便秘が続くなど排便習慣が変わった
  • 腹痛、発熱、急激な体重減少、ふらつき(貧血)を伴う
  • 40歳以上で初めて血便が出た、または便潜血検査で陽性だった

3. 当院での検査と診断

当院では、問診や診察で出血の状態を確認し、必要に応じて以下の検査を行います。

  • 大腸内視鏡検査(大腸カメラ): 最も確実な検査方法です。粘膜の状態を直接観察し、ポリープがあればその場で切除することも可能です。当院では鎮静剤を使用し、苦痛の少ない検査に努めています。
  • 便潜血検査: 目に見えない微量な血液を検出します。主に大腸がんの早期発見に有効です。

最後に:早期発見が最大の安心につながります

血便の原因が痔であれば、薬や生活習慣の改善で治療が可能です。一方で、もし大きな病気が隠れていたとしても、早期に見つけることができれば完治を目指せます。

「恥ずかしい」「怖い」と先延ばしにせず、まずは当院へお気軽にご相談ください。

あなたの健康を一緒に守っていきましょう。