🚨肌からのSOSを見逃さないで!乾燥が引き起こすリスクとその仕組み🚨

地域の皆様、いつもありがとうございます。平井皮膚科クリニックです。

急な冷え込みとともに、いよいよ冬本番を迎えました。この季節に増えるのが、「肌がムズムズかゆい」「粉をふいたようになる」といった乾燥によるお悩みです。

「冬場は乾燥するものだから」と自己判断で放置していませんか?肌の乾燥を甘く見ていると、赤みやかぶれ、重度の湿疹といった、より深刻な肌トラブルへと進行してしまう危険性があります。

では、なぜ冬になると肌はこれほどまでに乾燥しやすくなるのでしょうか?

私たちの肌には、外部の刺激から体を守る天然の**「バリア機能」**が備わっています。これは、肌の表面にある皮脂膜(水分と油分の層)と、角質層に存在するNMF(天然保湿因子)や細胞間脂質によって構成されています。

しかし、冬は外気の湿度が著しく低下し、さらに暖房の使用で室内も乾燥しきってしまいます。その結果、肌から必要な水分が奪われ、この重要なバリア機能が壊れてしまうのです。これが、医学用語で**「ドライスキン」**と呼ばれる乾燥肌の状態です。


👩‍⚕️皮膚科医が教える!効果的な「保湿ケア」と「やってはいけない習慣」

乾燥対策の鍵は、徹底した「保湿」に尽きます。保湿剤を使っているのに効果を感じられない方は、塗る**「量」と「タイミング」**を見直す必要があります。

保湿剤は、カサつく部分だけでなく、全身にたっぷりと塗布することが大切です。目安として、肌に塗った後、ティッシュペーパーを軽く当てたときに、ティッシュが肌に貼りつく程度が理想です。

そして、最も重要な使用タイミングは、**「入浴後、できるだけ早く」**です。

お風呂上がりの肌は、急激に水分が蒸発し、かえって乾燥が進みます。肌が濡れた状態から水分が蒸発しきる前の3分以内を目安に、隙のない保湿を心がけましょう。

また、乾燥を悪化させる**「NG習慣」**を避けることも大切です。熱すぎるお湯への長時間の入浴や、ナイロンタオルで肌をゴシゴシと強くこすることは、肌に必要な天然の皮脂まで洗い流してしまいます。

入浴温度は38℃~40℃のぬるめに設定し、体を洗う際は、たっぷりの泡や手を使って、優しくなでるように洗いましょう。


🥗内側からのケアも大切!「栄養バランス」と「ストレス管理」

寒い冬こそ、肌の健康は体の内側から作り出す意識も必要です。

肌のバリア機能を支えるたんぱく質(肉、魚、卵、大豆製品)や、肌の生まれ変わりを助けるビタミンA(緑黄色野菜、レバー)、ビタミンC(果物、野菜)を積極的に摂るように心がけてください。

また、仕事や人間関係によるストレスは、自律神経の乱れを通じて肌荒れの原因になります。質の良い睡眠を確保し、適度な運動や趣味で心身をリフレッシュすることが、巡り巡って肌の潤いを守ることにつながります。


🏥自己ケアで改善しない肌トラブルは、迷わず専門医へ

市販薬を使っても症状が改善しない場合は、当院にご相談ください。

  • かゆみが非常に強い
  • 赤みや湿疹がどんどん広がっている
  • ひび割れて出血や痛みを伴う

といった症状は、皮膚科での専門的な治療が必要です。当クリニックでは、患者様一人ひとりの症状やライフスタイルを丁寧にヒアリングし、最適な外用薬(塗り薬)や内服薬を処方いたします。

「この程度の乾燥で受診してもいいのかな?」と遠慮する必要は一切ありません!早期に適切な治療を始めることが、症状の慢性化を防ぐための最も重要な一歩です。


✨最後に:地域の健康を支えるパートナーとして✨

私たちは、地域の皆様の肌と体の健康を、一番身近なところからサポートしたいと願っています。

この情報が、ご自身やご家族の健康を守る一助となれば幸いです。もし記事を読んで「役に立った」と感じていただけたら、ぜひ大切な方々と健康情報を共有してください。知識を分かち合い、お互いを思いやることで、地域全体がより明るく元気になると信じています。

お肌の悩みはもちろん、ちょっとした体調の変化でも、どうかお気軽にご来院ください。温かい雰囲気のクリニックで、「受診してよかった」と思っていただけるよう、スタッフ一同、誠心誠意サポートさせていただきます。いつでも皆様のお越しをお待ちしております。


〜医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 監修〜

《平井皮膚科クリニックの特徴》

皮膚科、アレルギー科、美容皮膚科として、頭髪から爪まで、皮膚に関わる幅広い疾患に対応しています。健康や病気に関する情報発信にも力を入れ、患者様と共に治療を進めます。お困りの際はお問い合わせ、ご来院ください。

《アクセス》

JR総武線 平井駅 北口より徒歩2分です。